@article{oai:shijonawate-gakuen.repo.nii.ac.jp:00000443, author = {林﨑, 治恵 and Hayashisaki, Harue}, journal = {四條畷学園短期大学紀要, Annual reports of Shijonawate Gakuen Junior College}, month = {}, note = {風土記のテキストは、現在何種類もの本が刊行されている。テキストには風土記を読解するために必要な校訂本文、校異注、訓読文、本文理解のための注記が施されるが、どの項目を掲載するか、また何に重点をおくかということは、対象とする読者層を含めてそのテキストの特徴として現われる。本稿では、近刊の風土記テキストである山川本『風土記』の特徴を他のテキストと比べることによって、風土記のテキストの現状を述べる。山川本『風土記』は、底本の写本の様態をでき得る限り生かした本文の復元と訓読文を提示し、本文の示し方も底本の配行を復元する形式で作るほど、底本への復元性や忠実性にこだわっていることは特記されよう。しかし一方で、校異注が簡略化されているという点については、校訂本の校異の示し方としては従来のテキストの方が明白で親切である。これからの古典のテキストは、研究者向けと一般向けとを明確に分けたうえで、底本の姿がわかる影印本のさらなる流布が期待される。, 原著, Article}, pages = {19--26}, title = {風土記のテキストの現状と課題}, volume = {49}, year = {2016}, yomi = {ハヤシサキ, ハルエ} }